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2013年 8月12日 (月)

「ペルセウス座流星群とその輝線スペクトル」 (津市 美杉)

 
      夜に関東で豪雨。ひまわり画像で、強烈そうな積乱雲が東京方面に発生しているのがわかります。
      さて、ペルセウス座流星群の極大夜でしたので、美杉村、いや今は津市美杉に行ってきました。
      以前は眼視観測を並行していましたが、今回はふまじめながら、双眼鏡で星空観察をしながらの
     流星観望です。
      ニコンEDG7×42の像はとてもすばらしく、空の暗い美杉では、天の川付近を流していて見飽きる
     ことがありません。双眼鏡の視野に見た数個の流星の美しさは感動もの。流星痕も双眼鏡でたくさん
     見ました。中間圏の風に流されて形を変えていくのは2つほどでしたが、消滅直後の痕のシャープさが
     新鮮に感じられました。
      流星群の出現状況は、暗い目の流星が多かった印象。
      写真(24mmレンズ)には2時間ほどで約10個。合成して放射点がわかるようにしました。
      また、対物プリズムを85mmレンズに付けてスペクトルも5個を撮影。見栄えのするの一つだけです。
      流星のスペクトルは2001年までフィルム(ネオパン400プレスト)を使って約100個を撮影してきました。
      2001年のしし座流星雨をさいごに中断してしまっていたのですが、デジタルによるスペクトル観測を
     再開することができました。
     
    
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00:20〜02:25
9個のペルセ群と
1個の散在流星
(合成)
24mmf1.7 ISO800
01:11
ペルセウス座流星群
スペクトル

プリズム+ニコンD700
ISO1600 85mmレンズ
イノシシ?
輝線
左から
@ケイ素       
Aナトリウム 589nm 
B酸素 558nm    
Cマグネシウム 517nm

酸素の輝線は、発光点
付近に移動が見られる。
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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