11月のカレンダーへ
2016年 11月23日 (水)
 
 

「レンズ雲から全天をおおう高積雲へ」 (桑名市)

 
      西高東低の気圧配置とともに、南岸に温帯低気圧が発生しそうな雲域があって、下層は鈴鹿山脈に
     かぶさる冬のような積雲(風枕ともいいます)。その上には、西よりの風による山脈の風下にできる
     レンズ雲がたくさん生じていました。いちばん上の写真は、鈴鹿山脈の向こう側、つまり滋賀県側で
     発生しているものです。
      レンズ雲をながめていると、これらがいっきに大きく空をおおう高積雲(高層雲ともいえる)に成長!
     中層雲にぴったりと全天がおおわれる壮大な景色です。
      午後にはふたたび快晴になり、夜になって波状雲ができたかと思うと、これも全天をおおう中層雲に
     発達し、長島スパーランドから真上に放たれる光でライトアップされていました。仰角は25°くらいで
     中層の高度に雲底のあることがわかります。
     
    
< ↓ 画像をクリックして拡大 ↓ >
 
<ムービー> レンズ雲から全天をおおう高積雲へ(300倍速 11:04〜12:04)
7:37 南西 9:21 西
鈴鹿山脈の笠雲
風枕ともいう
l
10:38 東
レンズ雲
11:07 西 滋賀県上空の
レンズ雲
l
11:14 西 
レンズ雲

レンズ雲
レンズ雲
アオサギ 11:30 南西
l
11:51 対角線魚眼
南西
12:22 西
12:36 東 12:41 南 19:05 南
高積雲(波状雲)
20:10
ナガシマスパーランド
の上空
雲の高度がわかる
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

前日へ

翌日へ