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2017年 1月2日 (月)
 
 

「彩雲/KH波雲/レンズ雲群/三日月と金星の接近」 (桑名市)

 
      午前、青空にふっとにじみでてくるようなレンズ雲があちらこちらに発生! 生まれたり消えたりを繰り返し、
     そんな儚い雲なので、形や薄さも魅力的で、太陽の近くではたくさん彩雲にもなりました。
     KH波(ケルビン・ヘルムホルツ波)という、流速の異なる流体の境界に見られる波動の形を反映した雲も
     見られました。
     西の空でも、東の空でもレンズ雲の群れが見られるとても楽しい空! 双眼鏡で観察するのが楽しいです!
      夕方、地球照を伴った三日月と金星が接近、こちらも双眼鏡のためにあるような現象で、視野の中で
     これ以上ないほどのバランスで、月と金星が輝きました。このような三日月と金星の接近というのは、
     一般的には、幾何学的なおもしろさを連想されるようなのですが、実際には、地球照の美しさと金星の
     強い輝きが印象的で、太陽光を反射する地球に照らされた月とそのはるか遠くにある金星のかさなりによる
     ダイナミックで立体的な太陽系の風景なのです。
      今年は、雲も天体も、双眼鏡で楽しむことをテーマにしてみたいと思います。
      本サイトも10周年をすぎて、マンネリ化かなあ、と思う部分もあるこの頃・・・・どこかで、自分のメモ・記録
     にととまっていることも・・・・仕事の忙しさにかまけてはいけない、と思い直して、空の観察の楽しみ方をもっと
     追求して、できるかぎみなさまお伝えしてみたいと思います。ぜひみなさまも、小さな双眼鏡を片手に、
     空の観察に向かってみてくださいね。
     
    
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6:19 東 朝焼け 7:39 10:04 わき出す
ような彩雲
10:08
10:17 西 
レンズ雲
10:30 西 
レンズ雲
10:39 10:51 南
11:07 西
レンズ雲
11:08 南
KH波の雲
11:17 東
レンズ雲群
11:26
彩雲
11:27 東
レンズ雲群
19:02
三日月と金星
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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