12月のカレンダーへ
2018年 12月27日 (木)
 

「冬の虹色−幻日・彩雲・しぐれ虹−」 (桑名市/いなべ市)

 
     大陸のシベリア高気圧は1070hPaにまで発達し、強烈な寒気でのために、
    日本海も黄海も東シナ海もみんな、大陸沿岸からすじ状雲が発生しています。
     そんな朝、東の空にうかぶレンズ雲の向こうにある巻層雲に、みごとな幻日!
    太陽の両側にあらわれて、まるで3つの太陽が輝いているようです。英語で幻日は、
    「SunDog」とも呼ばれ、まさに太陽が2匹の犬を連れて朝の散歩をしているかのようです。
    太陽近傍のレンズ雲には彩雲も見られて、カラフルな冬の朝空です。
     寒気が襲来しつつあるものの、桑名での午前の気温は10℃近くあって、積雲からの
    降水は雪ではなく雨。このため、東の空から西の鈴鹿山麓にさしこむ光によって虹が
    見られました。副虹もふくめて、午前から昼過ぎまで頻繁に現れていたようです。
     寒さで屋外に出るのが億劫になる季節でっすが、冬空には虹色の現象がいっぱい!
    暖かい服装をして冬空を楽しく観察しましょう。
     
    
< ↓ 画像をクリックして拡大 ↓ >
桑名市 7:50
左の幻日
太陽の両側に
幻日
7:54 7:56
右の幻日
左の幻日 彩雲 彩雲 彩雲と幻日
いなべ市11:00
主虹
積雲の降水と虹 12:22
昼の主虹・副虹
13:20
主虹・副虹
13:23
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

翌日へ

前日へ