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2020年 2月14日 (金)

「降雨前の 雲底の変化」 (いなべ市)

 
     南岸の停滞前線に低気圧が発生して、南岸を主体として、三重県北中部
    にも雨。13時30分頃に西から東へ足早に雨域が通過しました。
     写真は降雨前の雲底で、朝は東西方向に線状の起伏が生じており、降雨
    の30分ほど前には起伏が激しくなって、今まさに雨を落としている、というの
    がわかるような雲でした。
     先日来、天気の変化は早く、明後日の日曜には再び日本海低気圧で
    「春一番」が吹くかもしれません。
     昨日の昇温は、東海地方では風が弱く、春一番とされませんでしたが、
    四国地方では強い南よりの風が吹いて、春一番と認定されています。
     ちなみに、「春一番」は一般には立春後に初めて吹く強い南よりの風で、
    気象庁の定義では、北日本と沖縄を除く地域で立春から春分にその年
    初めて吹く南寄りの強い(8m/s以上)風としており、各地方の気象台でもう
    少し細かく基準を設けて判定しています。
     東海地方では、複数の気象台が連携して判定し、年によっては「観測さ
    れず」となることもあります。ここ31年間で、東海地方で「春一番」が観測さ
    れた回数は14回(5割弱)です。
     
    
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いなべ市 8:22 西
雲底に東西方向の
線状の起伏
24mm
13:06 南東
降雨の約30分前。
24mm
西
鈴鹿山脈と比べて
雲底高度はおよそ
1000m付近。24mm
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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