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2020年 8月11日 (火)
 
 

「美濃地方に豪雨をもたらした積乱雲」 (桑名市)

 
     群馬県で40℃を超す、まさに「危険な暑さ」が記録された日。
    桑名は35.1℃を記録し、21時現在もまだ30℃以上あります。
    岐阜県美濃地方では発達した積乱雲によって豪雨。ニュースでは
   美濃太田駅に落雷、美濃地方で100mm/hの猛烈な雨。
    この積乱雲を南側の桑名から見たものが一番目の写真で、豪快な
   かなとこ雲が北へ向かって広がっており、輪郭のくっきりとした南縁が
   見られました。二番目の写真は鈴鹿山脈、三枚目の写真は伊吹山方
   面の積乱雲です。こうした積乱雲の下では、もちろんたいへん荒れた
   シビアな気象状況になっているわけですが、少し離れた地点からは、
   その雲の威容を見ることができ、自然の驚異を感じることができます。
   雲や気象の観察において、あまり取り上げられていないようですが、
   広視界の双眼鏡を用いると迫力ある姿をしっかりと観察でき、特に
   積乱雲の観察にはおすすめ。もくもくと発達する雲がせまってくるような
   迫力があります。
    日没後、西北西の低空に、夕焼け色に染まった積乱雲がひとつ。
   衛星画像を見ると、どうやら四国は香川県の積乱雲のようでした。
     
    
< ↓ 画像をクリックして拡大 ↓ >
11:40 南西
積乱雲 70mm
布引山系
11:40 西
雄大雲 70mm
鈴鹿山脈
12:31 西南西
積乱雲 50mm
鈴鹿山脈 
14:43 西
雄大雲 46mm
鈴鹿山脈
16:35 北北東
32mm 積乱雲
かなとこ雲
岐阜県美濃地方
16:35
54mm
16:35 北北西
49mm
積乱雲
16:48
70mm
彩雲
16:57 北北東
200mm
積乱雲に尾流雲
16:58
110mm
17:11
200mm
ずきん雲
17:20
54mm
17:39 西南西
70mm
幻日
18:46
西南西
280mm
香川県の積乱雲
↑可視画像 16時
 
 ↑可視画像18時
 
↑可視画像19時
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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