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「多層のずきん雲、積乱雲ラッシュ」 |
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明け方に降水があり、ひまわり画像を見ると、朝にも鈴鹿山脈の御在所岳 付近に積乱雲がありました。山脈沿いには手が届きそうなほど低く垂れこめた 降水を伴う雲が眼前に広がりました。この積乱雲は、昨日と同様に、台風8号 の縁辺流でもたらされたものです。 その後、晴れて日射が強まると、岐阜県や三重県中南部に多数の積乱雲が 発生。午後、遠州灘、志摩半島、鈴鹿山脈へとならんだ積雲や積乱雲の列が 見られました。この場所にこれほどの積乱雲の列ができるのは珍しい気がし ます。かなとこ雲や積乱雲の上部が切離した雲が空に浮かび、こうした中の 巻層雲には幻日の現象も見られました。 一方で、岐阜県多治見方面にも夕方にかけて積乱雲が発達しました。発達中、 勢いのある上昇気流が湿潤空気層を持ち上げて、入道雲の上にかぶさる ように、「ずきん雲」を作ります。そのうちの一つは、分厚い3層が重なった豪快 なずきん雲! 見る見るうちに雲頂が発達・上昇して、ずきん雲は雲頂にまとわ りつく「ベール雲」へと変化。さらに雲は発達して、ベール雲を突き破っていきま した。 この積乱雲は、日没頃までつづき、雷の光も目撃しましたが、やがて衰退し ながら夕陽を受けてピンク色に染まっていきました。 |
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8:26 200mm いなべ市 南西 降水雲 御在所岳方面で 雷雨あり |
95mm 南西 | 70mm 南東 | 24mm 南東 | |
14:47 南西 かなとこ雲 |
16:13 140mm 北東 |
南南東 140mm 積乱雲 |
南 95mm 積乱雲の列 |
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南 120mm 積乱雲 |
南南西 95mm 積乱雲 |
南南西 170mm 積乱雲 |
南南西 170mm かなとこ雲 |
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16:35 北東 300mm 3層のずきん雲 |
300mm | 300mm ベール雲へと変化 |
300mm カワセミの横顔の ような形 |
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300mm ずきん雲を 突き破って成長 |
200mm | 110mm 左隣の積乱雲 |
200mm 穴のあいた雲 |
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200mm | 200mm 幻日 積乱雲起源の 巻層雲 |
70mm 2つの積乱雲 |
24mm 高積雲 |
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桑名市 17:51 北北東 33mm 2つの積乱雲 |
64mm 左の積乱雲 |
70mm 右の積乱雲 |
南東 24mm かなとこ雲 |
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南 37mm かなとこ雲 |
18:06 北東 82mm 積乱雲 |
18:09 175mm |
18:12 82mm |
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18:16 80mm |
135mm | 18:25 70mm |
18:26 34mm |
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18:27 70mm | 18:30 南 かなとこ雲 上弦の月 |
18:36 北東 積乱雲の 夕焼け |
18:38 かなとこ雲も 赤く染まる |
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タイムラプスムービー 18時39分〜19時07分 60倍速 「日没後、衰退する積乱雲」 SS1.6秒 シャッタ−速度優先AE 70mm -1.0補正 WB:太陽光 PC:オート ISO100 北東 |
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↑ 7時 赤外 | ||||
↑ 17時 赤外 | ||||
↑ 18時 赤外 | ||||
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成) | ||||