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2021年 1月11日 (月)
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 ↑ ロールオーバー(ポインターを置くと解説画像になります)
 
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 単独では見慣れない感じがするが、これは下部ラテラルアーク。美しい。
 

「大気光学現象のマルチ・ディスプレイ」 (桑名市)

 
     朝に22°ハロを見せた巻層雲の空は、やがて太陽がぼんやりと見える
    高層雲の空へと変化。そのまま曇り続けるかと思っていると、午後2時過ぎに
    再び巻層雲の空へと変化。
     この巻層雲がすばらしい大気光学現象を見せました!
     A.ふだんよく見られる現象 と B.レアな現象 に分けて並べると・・・・

   A.@太陽を半径22°で取り巻く円形の「22°ハロ」
     A太陽の左右約22°に明るく輝く「幻日」
     B太陽の上方22°で髭のようなカーブを描く「タンジェントアーク」
     C太陽の上方46°で天頂を中心とした円弧をなす「環天頂アーク」
   
   B.D幻日を通って太陽と同一高度の大きな円の「幻日環」
     E幻日環の一部で、太陽から東西へ120°の方位角に「120°幻日」
     F太陽の上方46°に接する「上部ラテラルアーク」
     G太陽の下方46°に接する「下部ラテラルアーク」
     H太陽を中心とする半径46度の円形の「46°ハロ」

     さらに、幻日から伸びるローウィッツアークもかすかに認められました。
     ざっと、おもなもので9種類の現象がいっぺんに見られるすごいことに
    なりました。いずれも明るいものが多く、特にパリーアークが明るく明瞭なため、
    すばらしい複合ハロ(マルチディスプレイ)の光景でした。
     
    
< ↓ 画像をクリックして拡大 ↓ >
高層雲
14:16
西 桑名市
幻日環など
13:38 14mm
パリーアークなど
13:48 14mm
パリーアークなど
かすかに
ローウィッツアーク
13:50 14mm
東の120°幻日
13:55 14mm
下部ラテラルアークなど
かすかに
ローウィッツアーク
13:57 14mm
幻日など
13:57 30mm
全体
13:58 14mm
東の120°幻日
46°ハロ(部分的)
など
14:00 14mm
上部・下部ラテラル
14:00 14mm
東の幻日環
14:00 14mm
西の120°幻日
14:01 14mm
左画像の説明図 西の120°幻日
14:01 14mm
左右の幻日
14:02 20mm
幻日〜下部ラテラル
14:02 30mm
下部ラテラルアーク
14:03 70mm
左右の幻日
14:14 24mm
環天頂アーク
幻日環など
14:16 14mm
パリーアークから
幻日環
14:16 18mm
パリーアーク
幻日環など
14:16 18mm
ハロ・幻日・幻日環
の拡大
14:17 30mm
環天頂アーク・タンジェントアーク
上部ラテラルアーク・幻日・パリーアーク
幻日環・22°ハロなど
「コンプレックスディスプレイ」
14:25 14mm
環天頂アーク
上部ラテラルアーク
14:32 35mm
周囲には巻積雲の乳房雲
東の幻日環・120°幻日
14:38 32mm
巻積雲(乳房雲)
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)