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2021年 7月7日 (水)

「小雨の空つづく−山陰では線状降水帯−」 (桑名)

 
     本州付近にかかり続ける梅雨前線。鳥取・島根で線状降水帯が活動し、
   土砂災害。
    マスコミで「線状降水帯」という用語が頻繁に使用されるようになってき
   ました。降水予測のマップで素人目にもわかりやすい、危険を予測できる
   ものとして認知されたものでしょう。以前は、降水の電波エコーとして「線状
   エコー」「ラインエコー」と呼ばれて注目していたもの。積乱雲のパターンの
   用語としては、「マルチセル・ストーム」です。積乱雲が卓越風に流されて
   移動していくのと並行して、同じ場所で次々と新しい積乱雲が発生している
   システムです。
    今日の山陰の線状降水帯は何度も出現して継続時間が長く、相当な
   雨量をもたらしています。
    前線からわずかに南に位置した三重県北部では、断続的な小雨の天気。
   空が少し明るくなると高層雲の広がりが見えていました。よく似た空が続く
   状況になっていますが、来週はじめに前線が衰えそうです。
     
    
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高層雲・層積雲
15:02
35mm 西
煙突からの雲
16:32
135mm 南
17:26
35mm
南西
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁速報天気図を合成)
 

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