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2021年 9月10日 (金)
 
 
 

「環天頂アーク/幻日/光環/         
     天文薄明の薄明光線/飛行機雲の影」
 (桑名市)

 
     日出時刻が5時30分頃になりました。その20分ほど前、明るくなった
   東の空に赤い光のすじ。太陽がまだ昇らないが上空に太陽光が達する
   天文薄明の中での薄明光線(光芒)で、遠方の地形や雲によるもの。
    午後は長寿命の飛行機雲がたくさん発生しました。時間の経過とともに
   太く広がり、巻積雲や巻雲になっていきます。中には飛行機雲の影が
   下にある雲に写ってくっきりと見えるものもあります。
    飛行機雲起源やそうでない上層の雲も混じる空に時折、幻日。それと
   同じ氷晶の雲に現われる環天頂アークもときどき。環天頂アーク(逆さ虹)
   は淡いものが多かったのですが、1分間ほどはとても鮮やかに輝きました。
   また。一様な巻積雲に太陽がかかったとき、きれいな円形の光環。巻積
   雲の端にかかると同色の太陽からの離角(半径)が大きくなる変形を見せ
   ました。これは、雲の端で雲粒が小さいことが原因です。
     
    
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天文薄明の
薄明光線
5:09

44mm
飛行機雲
14:51
南東
14mm
飛行機雲の影
15:10
南西
86mm
飛行機雲の影
15:14
南西
86mm
光環
15:15
70mmトリミング
巻積雲
光環
15:16
70mmトリミング
雲の端ほど同色
の太陽離角が大
低き雲起源の
雲2つ
15:32

16mm
幻日
16:02
200mmトリミング
幻日
16:03
200mmトリミング
巻雲
16:18
西
18mm
巻雲の乳房雲
16:19
西南西
48mm
環天頂アーク
17:00
34mmトリミング
巻積雲
17:03
西南西
70mm
淡い22°ハロ
17:21
西
24mm
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁速報天気図を合成)
 

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