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2021年 10月21日 (木)
 
 
 
 
 
 

「鮮やかな 環天頂アーク / 並び立つ 幻日と太陽柱」 (桑名市)

 
     南岸に接近中の低気圧。そのバルジ(低気圧の北東側に広がる半円形
    の上層雲域)の巻層雲が、素晴らしい大気光学現象を見せてくれました。
     はじめにタンジェントアークの時間帯があり、その後、巻層雲の氷晶の状態が
    変わったようで、明るい環天頂アークが継続! 尾流のある巻層雲が来る
    と、この部分が特に鮮やかに輝き、同じ場所にいながらもその美しさを変化
    させました。
     その後、太陽高度が低くなった16時15分頃から、西の低空にある巻雲や
    巻層雲に明るい幻日が出現! 鉛直方向に長い形状で、これは氷晶の
    姿勢角度にばらつきがあることが原因です。淡くなった時に緑や青のコント
    ラストが高まりました。
     そして、太陽周辺の巻層雲に、これまた明るい太陽柱(サンピラー)!
    西の空に、太陽柱と長い幻日の2本の光の柱が並び立つ、すばらしい光景!
     欲をいえば、太陽の左側の幻日も同じようになっていれば、3本の光の柱
    となっていたはずで、ここだけ少し残念・・・・。
     
    
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タンジェントアーク
13:46
16mm
高積雲の
波状雲
14:21
北東
45mm
カワセミ
平群池にて
環天頂アーク
15:26
30mm
15:29
30mm
巻積雲の
乳房雲
15:33
南南東
巻積雲の
尾流雲
16:18

70mm
幻日
16:15
26mm
16:19
47mm
16:19
100mm
16:32
145mm
16:36
43mm
16:38
200mm
16:40
300mm
太陽柱
と幻日
16:42
36mm
太陽柱
16:42
70mm
太陽柱と幻日
16:49
50mm
16:57
50mm
16:59
200mm
17:07
70mm
KH波
17:10
北西
500mm
KH波
17:13
500mm
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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