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2021年 12月14日 (火)
 

「ふたご座流星群(極大前) と そのスペクトル」 (桑名市)

 
 放射冷却で急激に冷え込んだ夜、明け方の最低気温(桑名)は1.4℃でした。
この冷え込みで冬空冴ゆる中、ふたご座流星群が活動。最も安定して多く
見られる流星群で、毎年この時期に流星物質と地球が出会います。
 夜半過ぎ95分間にとらえた流星を合成しました。107個の流星がとらえられ、
その大部分がふたご座流星群の流星です。ふたご座α星(カストル)の方向
からわれわれに向かってくるため、そこ(放射点)を中心とした放射状に流れ
るのがふたご座流星群です。合成画像では、ひとめで放射点の存在がわかり
ます。
 また、2時10分頃からは流星のスペクトルの動画を撮影しました。3時30分
頃までは50mmレンズで、3時40分頃からは80oレンズで、いずれも対物プリズム
を用いて撮影。スペクトルのムービーは初めて撮影しましたが、4時47分のも
のでは、酸素(緑)の輝線とナトリウム(オレンジ)の輝線が尾を曳いているのが
わかりました。
 ふたご座流星群は14日夜も多く出現します。
     
    
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全流星の合成
00h15m〜01h
01h10m〜02h
全流星のムービー
00h15m〜01h
01h10m〜02h
全流星の画像
(Zip)
流星スペクトル
(ふたご群)
03h04m20s
流星スペクトル
(散在流星)
03h41m18s
流星スペクトル
(ふたご群)
04h07m24s
流星スペクトル
(ふたご群)
04h47m14s
流星スペクトル
(ふたご群)
03h04m20s
流星スペクトル
(散在流星)
03h41m18s
流星スペクトル
(ふたご群)
04h07m24s
流星スペクトル
(ふたご群)
04h47m14s
尾を曳く輝線が
見られる
全流星スペクトル
ムービー
全流星スペクトル
画像(Zip)
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁速報天気図を合成)
 

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