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2022年 1月27日 (木)
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「高積雲の巨大レンズ雲と  
      幻日・環天頂アーク」
 (桑名市)

 
 午後になって鈴鹿山脈の山麓に発生した長いつるし雲。山脈を吹き超える
気流によって山麓の風下に生じたもので、日没まで同じような場所で形状を
維持・継続しました。
 この雲の雲頂部が手前(東方)に吹き流されてきた15時30分頃から16時頃、
そこに環天頂アーク・幻日・22°ハロ・タンジェントアークが現われました。
 幻日は22°ハロとなめらかにつながったもので、成因となる六角板氷晶の
形状が角柱に近いものが多く分布してと考えられます。したがって、同様
の氷晶でつくられる環天頂アークはやや淡いものとなりました。

 
             
@               A             B

 @ 幻日をつくる氷晶・・・六角形の底面を水平にした安定姿勢をとる。
 A 22°ハロをつくる氷晶・・・安定姿勢がランダムとなる。
 B ハロにつながる長い幻日をつくる氷晶・・・底面を水平にした安定姿勢が
                            ややランダムになる。
    
< ↓ 画像をクリックして拡大 ↓ >
高積雲の波状雲
9:46
南 24mm
高積雲の巨大
レンズ雲(つるし雲)
14:36
西南西 31mm
幻日 ハロ
15:35
24mm
高積雲のレンズ雲
の上部から
繋がる巻層雲
幻日
(太陽の左側)
15:36
75mm
環天頂アーク
幻日 ハロ
タンジェントアーク
15:40
14mm
幻日
(太陽の左側)
15:41
102mm
環天頂アーク
15:51
34mm
太陽柱
16:02
70mmトリミング
17:13
西南西
24mm
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地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁速報天気図を合成)
 

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