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「巨大つるし雲の降雪」（菰野町）
昨夜からの降雪で、三重県北部は積雪となりました。 朝、雪がいったん止んだとき、工場の煤煙からもくもくと積雲が成長。 WMO新分類で、「人為起源雲(Homogenitus)」です。煤煙中の大量の 水蒸気が寒気に触れて凝結し、かつ蒸発せずにいるものです。 日中の降雪は、鈴鹿山脈と桑名などの平野部の2か所だった のが興味深いところ。おおむね山麓は晴れていたのです。 これは、衛星可視画像で示した雲からの降雪が平野部にもたら されたもので、風向と垂直に近い方向にのびた波状構造の雲の ひとつ。いわゆる、つるし雲の巨大なものと見ることができます。
＜↓画像をクリックして拡大↓＞
人為起源雲 7:44 南南東 147mm 桑名市	巨大つるし雲 15:48 東 36mm 菰野町	15:49 東 24mm	つるし雲 18:04 東南東 150mm 桑名市
18:05 東 277mm
可視画像15時（高知大学気象情報頁） ライン上の雲が桑名上空で降雪をもたらしている。
地上（高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成）
アオジとビンズイ　　本日の野鳥ページへ