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 2022年 2月22日 (火)
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 「多度山を越えて来た雪雲」(桑名市)
 引き続いて、西高東低の冬型気圧配置ですが、昨日ほどの降雪はなく、
平野部には陽射しも多くあったものの風は強く、最高/最低は8.0/-0.2℃。
多度山麓(山の南東側)に雪の降水雲が発生して、みるみる南東方向へ
押し寄せてきました。サイドに回り込んで見ると、とても迫力ある降水雲。
この雲ですが、衛星画像で見ると、季節風の方向(西北西→東南東)に
生じている他の積雲列とは少し異なる方向(北北西→南南東)に延びて
います。単なる積雲列ではなく、鈴鹿山脈や多度山系の地形の影響を
受けて、重力波による山岳波動の性質を帯びているようです。

今日からサムネイル画像のサイズを変更して大きくしました。
これまでどおり、サムネイルをクリックすると拡大画像が開きます。
    <↓画像をクリックして拡大↓>
@ 鈴鹿山脈に沿う雪雲
 6:54 西南西 16mmトリミング
A 継続する積雲の列
 15:11 東北東 14mm
   
B 多度山に雪の降水雲 
15:22 北西 117mm
C Bの雲が押し寄せて来る 
15:31 北西 22mm
   
D 場所を変えてCの雲を撮影
雲の南西側に回り込んで北東を望む
 15:43 北東 23mm
E Dの雲のアップ
 15:45 北東 30mmトリミング
  
  タイムラプスムービー(60倍速) Aの雲
東北東 14mm
 可視画像15時(高知大学気象情報頁より)
ラインで示した雲のどちらか多度山を越えて来た雪雲。
雲域の長辺方向が他の積雲列とは異なる向きを持っています。
 
地上(高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成)
 
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