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 2022年 3月27日 (日)
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「長く巨大な つるし雲」(桑名市)
 春の嵐をもたらした低気圧と前線が通過して、広い範囲で一様に西寄りの
風が吹き、鈴鹿山脈の風下に長く巨大なつるし雲が発生しました。写真は
三重県桑名市から西の空を撮影したものですが、北の方にも大きく延びて
おり、この雲を衛星画像で確認して驚きました・・・。岐阜県北部(白山方面)
から伊吹山を通って、三重県中部(鈴鹿山脈南端付近)にまで延びていた
ことがわかります。山岳による気流の波動で生じていると思われますが、
これほど一直線に、まるで地質の断層のように延びています。鈴鹿山脈の
部分だけならよくある雲ですが、これほどの長さは見たことがありません。
なお、「つるし雲」は正式な分類による雲の名前ではなく、分類すると「レン
雲」になりますが、厚みを持つ独特の造形をなしながら同じ位置で継続する
雲はどうしても「つるし雲」と呼びたくなってしまいます。
    <↓画像をクリックして拡大↓>
南東のレンズ雲
11;13 南南東 24mm
迫力! 長く巨大なつるし雲
11:13 西 24mm
11:55 西 24mm
長時間継続している。
レンズ雲
13:53 北北西 24mm
3時間近くたっても北の空で継続。
地上(高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成)
 
 可視画像11時(高知大学気象情報頁より)
岐阜県北部から三重県中部まで延びる、長く巨大なレンズ雲のつらなりだ。
 
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