4月の野鳥カレンダーへ    
 2022年 4月12日 (火)
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「カワガラス幼鳥、餌渡し/翡翠、飛び立つ姿」(養老町/桑名市)
 カワガラスは留鳥で、山地の渓流に生息しています。三重県の多度の渓流や
朝明川などにもつがいでよくいます。他の鳥よりも繁殖期が早くて1月頃から。
今日は岐阜県の養老町にて、巣立った幼鳥が親鳥から餌をもらう動きをたくさん
みることができました。幼鳥の必死の仕草が生命力を感じさせてくれます。
ちなみに、成鳥は暗いチョコレート色で、幼鳥は黒っぽいグレー、と決して美しい
色合いではないので、濡れた岩肌や水面の光の反射の色合いのきれいなポイ
ントをねらって撮影しました。

対照的に色鮮やかなカワセミもやっぱり見ておきたいなあ、ということでいつもの
ポイントへ。繁殖期を迎えても残留してくれた感じのカワセミですが、ここのところ
開けた場所へあらわれて活動するシーンが激減しています。今日も静かな時間
が続きましたが、夕方になって一転、開けた場所に4回の出現! しかも、間髪を
入れずにもどってくることをくりかえし、カワセミの気まぐれさに驚かされました。
たくさん撮影したので、飛び立つシーンを4カット選んで紹介したいと思います。

    <↓画像をクリックして拡大↓>
 共通データ
カワガラス  NikonZfc 300mmf/4×1.7倍テレコン 換算750mm
カワセミ   NikonZfc AiED500mmf/4P 換算750mm
カワガラス(幼鳥)
f6.7 1/500秒 ISO4000
一生懸命に川の流れを
さかのぼっていくところ。
2羽の幼鳥がいた。
カワガラス(成鳥)
f6.7 1/500秒 ISO4000
雛に与える餌を運ぶ。くわえて
いるのはカワゲラの幼虫?
(画像クリックで拡大して)
成鳥→幼鳥、餌渡し
f6.7 1/1000秒 ISO12800
幼鳥の口の中深くまで嘴を
差し込んで餌を与える。
とても素早い動き。
成鳥→幼鳥、餌渡し
f6.7 1/2000秒 ISO3600
餌をもらう幼鳥の仕草は必死の
形相。口に餌を入れられたあとも
口を大きく開け続けて、成鳥は
それを無視してソッポを向く。
カワセミ♂
f4 1/4000秒 ISO18000
飛び立つ瞬間。足が枝を蹴るとき、
両方の翼を立てている。
カワセミ♂
f4 1/4000秒 ISO640
直射日光でないが明るい環境で。
翼の青色が美しい。
カワセミ♂
f4 1/4000秒 ISO1000
右へ向けて飛び立つときの
翼の形に注目。
カワセミ♂
f4 1/4000秒 ISO25600
かなり暗い環境で。高感度ノイズとの
せめぎあいになるが、色は美しい。