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「どこを向いても つるし雲・レンズ雲」（桑名市）
寒冷渦が東北地方で大暴れ。各地で雷雨、福島県では降雹も。 西日本には寒気が流入していて、風が強い晴天。上空では、 山脈や山地を越える気流が重力波（鉛直波動）を生じさせ、 中層に高積雲のレンズ雲やつるし雲を作りました。つるし雲は 空に吊るしたように動かないことからついた名称ですが、 正式な分類ではレンズ雲になります。 朝は積雲の多い空でしたが、これに混じってレンズ雲があり、 積雲が消えて快晴になるにつれて、レンズ雲だけが青空に 浮かぶようになりました。気流の鉛直波動で露点近い空気が 持ち上げられる場所でつねに雲ができ続けている現象です。 特に今日は、こんな雲が鈴鹿山脈の風下だけでなく、多度山系や 山地から大きく離れた平野部にも出現して、どの方角を向いても レンズ雲やつるし雲があるという、とても珍しい空になりました。
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12:40　北　52mm		12:49　西南西　24mm
13:17　南西　24mm		13:17　西南西　28mm
13:19　北　70mm		13:19　北東　49mm
13:19　南　70mm		16:59　西北西　70mm
16:59　北北西　70mm		16:59　北北東　70mm
16:59　東　70mm		16:59　南東　70mm
16:59　南　46mm		17:04　南　45mm
地上（高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成）
300hPa高層天気図（気象庁）
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