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 2022年 6月16日 (木)
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「人為起源の積雲/蜂の巣状雲」(桑名市)
 
 
梅雨入り以降、南岸に停滞前線が付いたままだが、今日は降水の
ポテンシャルが小さい領域で、終日、曇り空。上層・中層・下層の
雲が混在している状況で、少しハロが見える時間帯もありました。

湿度の高い一日でしたが、上空100mくらいに湿潤層があるようで、
工場の煙突から出る煙がいったん消えた後、大きな積雲に発達。
WMO(世界気象機関))新分類の「人為起源雲」に相当します。

三重県北部は工業地帯が多く、人為起源雲の宝庫(?)。
この発生のパターンはとても興味深いもので、夏休みの
自由研究テーマに良いかも。かつて昭和時代に常識語だった
「スモッグ(Smog)」や公害の調べ学習と合わせておすすめです。

    <↓画像をクリックして拡大↓>
淡い22°ハロ
15:11 24mm
太陽にやや光環
このあとハロは少し濃くなった。
人為起源の積雲
(新・雲のカタログp.132参照)
17:18 南 70mm
下の工場の排煙から発生。
いったん煙が消えてから
湿潤層で再発達している。
人為起源の積雲
17:43 南南西 27mm
右上写真の雲が発達して移流。
層積雲の蜂の巣状雲
(新・雲のカタログp.98参照)
18:21 南東 14mm
顕著ではないが、蜂の巣状雲。
地上(高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成)
 
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