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 2022年 6月27日 (月)
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「梅雨明け猛暑日、積乱雲・虹・幻日」(桑名市)
 
 
 
関東甲信、東海、九州南部で梅雨明けの発表。
わずか13日間の梅雨、とニュースで話題に。
このサイトのひまわり天気図を追いかけていくと
よくわかるが、実質の梅雨明けは6月23日頃。
これまた実質で約10日間の梅雨ということに。
ただし、5月12日頃から数日間、梅雨前線が本州に
かかって活動していたので、そこからみると長かった
梅雨ともいえそう。

最高気温(桑名)は35.2℃の猛暑日。関東の内陸部では
軒並み40℃近い地点が並び、電力問題が心配・・・。

夕方、桑名から北東・西・南に積乱雲が見えて、このうち
南のものは下層雲に邪魔されて姿がよくわからなかったが、
西と北東のものを中心に観察・撮影。

北東の積乱雲は、衛星画像でみると、北アルプス方面の
もののよう。最盛期すぎのころに下層雲が消えて全貌が
見えるようになり、南方に流れるかなとこ雲がみごと。
1回だけ、雷光も目撃!

西方の積乱雲には、鈴鹿山脈の山麓にみごとな降水雲。

梅雨明けのニュースは帰宅してから見たけれど、積乱雲を
観察しながら、「これは絶対、梅雨明けの空だよなあ・・・」と
考えていたのは一応正解でした。
明日以降も暑さがつづきそう。小さな水筒1本では1時間が
空観察の限度。2本くらい必要みたいです。

    <↓画像をクリックして拡大↓>
積雲の雄大雲
16:19 東北東 122mm
登場に発達するものが多かった。
積雲のずきん雲
16:30 東北東 300mm
複数のずきん雲が連結している。
積雲のずきん雲
16:31 東北東 300mm
あっというまに積雲の対流に
飲み込まれていく。
積乱雲の降水雲
16:36 西 14mm
雷鳴あり、中電サイトにも発雷有り。
   
 積乱雲の降水雲
16:36 西 22mm
降水雲が放射状に見えるのは
薄明光線(光芒)による。

17:19 南東 70mm
淡い虹がかかり、そこに降水の
あることがわかる。
 
   
不安定波雲
 17:49 南東 39mm
巻雲の濃密雲に
KH不安定波。
積乱雲
 17:57 北東 64mm
よく見る中部山岳の積乱雲より
雲底が低い。衛星画像で見ると
北アルプス方面のもののようだ。
かなり遠方ながら、夕方のサイド
光で明瞭になった。
雷光も見えた!
   
 遠方の積乱雲と塔状の積雲
17:59 北東 48mm
ムービー
「積乱雲とレンズ雲」」
 南にのびるかなとこ雲に注目。
レンズ雲の群れも美しい。
   
 幻日
17:58 西 70mm
積乱雲起源の巻層雲に。
幻日
18:01 西 200mm
北東の積乱雲の撮影と並行、忙しい。
 
   
 積乱雲のかなとこ雲
18:16 北東 34mm
積乱雲本体は衰退に向かう。
かなとこ雲は南へ成長。
塔状の積雲
 18:21 東北東 75mm
近傍の積雲があいかわらず
塔状に立ち上がる。
   
レンズ雲の群れ
18:21 北北東 36mm
わずかに東方へ移動するが
ほぼ位置を変えない、レンズ雲。
ムービーで動きがよくわかる。
 可視画像17時(高知大学気象情報頁)
北東(北アルプス方面)の積乱雲、西方の積乱雲を撮影。
三重県南部の積乱雲は近傍の下層雲に隠されていた。
 
地上(高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成)
 
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