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 2022年 7月24日 (日)
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「18°と9°のプレートアーク、23°ハロ(桑名市)
 
 
 
22°ハロよりも太陽からの離角が小さい位置に珍しいハロ。
以前に撮影した同じ画角の22°ハロを基準にして、太陽からの
離角を測定。

時計の針で3時・9時の位置に現れたのは、18°プレートアーク
6時の位置には、9°プレートアーク
さらには、22°ではなくて、23°円周ハロ

いずれもピラミダル氷晶によるもので、プレートアークは
そのプレートオリエンテーションという姿勢で生じるものです。
(下のイラストを参照)

18°プレートアークに気づいたのは、15時50分頃、とても
淡い幻日のような光が2つ並んでいるのを見つけました。
やがて、プレートアークだけになり、ときどき太陽の両側に出現。
9°のプレートアークや23°円周ハロも出現。

さいごは17時05分まで見られて、継続時間は75分でした。

さて、このレアなピラミダル氷晶によるハロですが、
観察の経験から、梅雨時期の出現頻度が高いようです。
これについての詳細は、また後日に。

    <↓画像をクリックして拡大↓>
 15:50 70mm 太陽の左側
画面中央にふつうの淡い幻日
画面右端に18°プレートアーク
 15:57 24mm
18°プレートアーク
9°プレートアーク
   
16:09 24mm  16:22 14mm 
16:31 24mm
18°プレートアーク
23°円周ハロ
16:35 24mm
16:42 24mm
16:57 24mm
   
ピラミダル氷晶の
プレートオリエンテーション。
六角形の面を水平にして安定。
 17:05 24mm
18°プレートアーク
と23°円周ハロ
 
地上(高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成)