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「18°と9°のプレートアーク、23°ハロ 」(桑名市) | |||
22°ハロよりも太陽からの離角が小さい位置に珍しいハロ。 以前に撮影した同じ画角の22°ハロを基準にして、太陽からの 離角を測定。 時計の針で3時・9時の位置に現れたのは、18°プレートアーク。 6時の位置には、9°プレートアーク。 さらには、22°ではなくて、23°円周ハロ。 いずれもピラミダル氷晶によるもので、プレートアークは そのプレートオリエンテーションという姿勢で生じるものです。 (下のイラストを参照) 18°プレートアークに気づいたのは、15時50分頃、とても 淡い幻日のような光が2つ並んでいるのを見つけました。 やがて、プレートアークだけになり、ときどき太陽の両側に出現。 9°のプレートアークや23°円周ハロも出現。 さいごは17時05分まで見られて、継続時間は75分でした。 さて、このレアなピラミダル氷晶によるハロですが、 観察の経験から、梅雨時期の出現頻度が高いようです。 これについての詳細は、また後日に。 |
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15:50 70mm 太陽の左側 画面中央にふつうの淡い幻日 画面右端に18°プレートアーク |
15:57 24mm 18°プレートアーク と9°プレートアーク |
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16:09 24mm | 16:22 14mm | ||
16:31 24mm 18°プレートアークと 23°円周ハロ |
16:35 24mm |
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16:42 24mm |
16:57 24mm |
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ピラミダル氷晶の プレートオリエンテーション。 六角形の面を水平にして安定。 |
17:05 24mm 18°プレートアーク と23°円周ハロ |
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地上(高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成) | |||