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 2022年 8月4日 (木)
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「南の虹/雷雨後の収束性の雲/遠雷」(桑名市)
 
 
 
山形県の大雨は、新潟県や石川県などにも。
多くの河川が氾濫し、たいへんな災害となったようです。

天気図の停滞前線の形状は、台風から変わった熱帯低気圧に
伴う小さな気団が押し込んでいるために膨らんでおり、
その大量の水蒸気と前線がこの大雨の原因。
今日の日中は、広い範囲で雷雨となり、北陸から東海に向けて
流入する気流で、三重県も各地で断続的に雷雨となりました。

今日の雷雨で印象的だったのは、びっくりするほど冷たい北風。
昨日38.9℃を記録した桑名も最高気温は31.5℃。
この風は、伊勢湾に入ったあたりで収束性の下層雲を生じました。

日没の頃、ほとんど南といえる方位の空に短い赤虹
赤色が内側になっているので、これは副虹(主虹は現れず)。
この時、太陽の方位角は111°で、対日点の方位は291°。
これに副虹の半径51°を足して、方位角は約342°。
見えていた方位と一致します。

日没後も伊勢湾方面に雷鳴の聞こえない遠雷が継続。
家族で眺めながらの夕食となりました。

    <↓画像をクリックして拡大↓>
雷雨後、収束性の雲(層雲or積雲)
14:42 南南東 42mm
冷たい北風が強く吹いて発生。
収束性の雲(層積雲)
15:45 南南東 38mm
雷雨後に何度も冷たい北風。
   
はじける乳房雲 
16:10 東(中天) 24mm

雷雨 
18:01 南東 24mm

副虹の赤虹
18:48 南南東 70mm
遠方、南に近い方位に出現。
主虹は見えず。
太陽の方位角は111°で、
副虹の方位角は約342°となる。
こんなに南に近い方位で単独で
見える虹を見るのは初めてかも。
夏至の頃ならもっと南になる。

夕焼けの中、遠雷
18:52 南南東 47mm
左端の小さな別の雷を合成。

地上(高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成)