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「アレキサンダーの暗帯/二重の赤虹」(桑名市) | |||
夕方、野鳥撮影をしていると突然の天気雨。 驟雨になってきたので、見晴らしの良い場所に移動すると、 短いながらも、とても明るい主虹と副虹。そして、両者の間の 領域の空は両側よりも顕著に暗い「アレキサンダーの暗帯」。 水滴のプリズム効果で虹が見られるが、水滴に対して入射する 太陽光線すべての出方の分布から、虹の赤色の部分より 内側だけに出てくる光線が存在し、虹の赤色より外側には 水滴から出て観測者に向かう光線は存在しない。主虹・副虹とも に同じことが言えるので、両者の間の領域は観測者から暗く見え、 これがアレキサンダーの暗帯。多くの場合、副虹の両側ともが暗くて はっきりしないことがおおいけれども、今日のように副虹が明るく、 副虹の外側にも降水があると、この暗帯がしっかりと見られます。 驟雨をもたらす雲は雄大雲だったけれども、日没の頃に雷が一発。 北から流れてきた雄大雲の一部が発達して積乱雲も存在。 雨が日没過ぎまで継続し、西の空が晴れていたので赤虹を 期待して観察を続けたところ、不気味なほど美しい夕焼けに 染まった降水雲。そして、東の空には明るい赤虹の 主虹と副虹のダブルアーチがかかりました。 |
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13:07 西南西 14mm 高層雲の西縁。 22°ハロが見える。 下に見える積雲群が夕方の 驟雨の予兆だったかも。 |
13:07 南南西 14mm 22°ハロ。この部分だけ見ると 巻層雲とも言えそうだが、東へ 広がる全体は明らかに高層雲。 |
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16:00 70mm 突然の天気雨。 |
16:02 東 38mm 雄大雲の雲底。 |
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16:12 北東 64mm 右が主虹で、左が副虹。 そしてその間の領域が アレキサンダーの暗帯。 |
16:15 北東 24mm 虹をもたらす降水雲の全貌。 北から来た雄大雲は一部 積乱雲として一発の雷あり。 |
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16:41 東南東 48mm 右側の主虹と副虹。 |
16:41 東南東 70mm 虹は、ごく近傍の木立の 手前にも生じている。 |
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16:56 北東 49mm 赤虹の主虹・副虹 |
16:57 東 24mm 夕焼けに染まる降水雲と 赤虹の主虹・副虹 |
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17:00 西 24mm 夕焼けに染まる降水雲。 不気味なほど美しい。 |
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地上(高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成) | |||
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