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 2022年 11月28日 (月)
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「層積雲の波状雲」(菰野町)

昼前に、軸が西南西から東北東へ向いた高度1000mほどの波状雲。

衛星可視画像を見ると、この層積雲は鈴鹿山脈よりも東側だけ。
アメダスやウィンドプロファイラーのデータからは、下層は北の風、
高度1〜2kmでは南風、3km以上では西風、と顕著な風のシアーがあり、
これと鈴鹿山脈の存在がこの雲を生み出しているようです。

また、雲の末端にはつるし雲のような部分も見られます。
単純な波状雲ではなく、ロール雲の性質も帯びているようにも見えます。
うまく説明できませんが、迫力一杯のおもしろい雲でした。

午後になると層積雲の厚みが増し、
15時頃には乱層雲となって小雨が降り始めました。

 
 
    <↓画像をクリックして拡大↓>
 層積雲
10:20 南南東 36mm 桑名市
 鈴鹿山脈で生じる層積雲
10:50 西南西 105mm
   
 層積雲の波状雲
11:04 北東 14mm
下層は北の風、
高度1〜2kmでは南風、
3km以上では西風。
風のシアーが生んだ雲の造形。
層積雲の発生場所
11:04 西南西 15mm
 
雲底高度は約1000m。
11:07 北西 24mm
鈴鹿山脈と同程度の高さ。
 高知大学気象情報頁可視画像11時
 
地上(高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成)
 
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