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 2023年 5月20日 (土)
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「18°ハロ、幻日環 ほか」(桑名市)

画像(上下とも)にポインターを置くと説明がロールーバーします。
 
 
快晴の日の夕方、すぐには気づかないほど薄い巻層雲が広がってきたとき、
太陽の両側に明るい幻日(Parhelion)が輝き、
幻日環(Parhelic circle)を伴いました。

そして、やや淡い22°ハロの内側に18°ハロ(18°Circular halo)
見られ、幻日の近く(時計の3時・9時位置)付近でやや明るく、
18°プレートアーク気味の時もありました。
18°ハロはかなりレアなハロです。
また、時計の0時の位置で22°ハロの外側にも何かハロっぽい
色づきがあるように見えましたが不明で、単なる雲かもしれません。

少し遅れて、太陽の上方46°の位置で環天頂アーク
少しラテラルアークの光が混ざっているようです。

これらが消えた日没前の頃にはタンジェントアーク
淡い太陽柱も見られました。

これらのハロをもたらした氷晶は、日本海北部のジェット気流に
伴って生じた上層雲が南に薄く広がっていたもののようです。

    <↓画像をクリックして拡大↓>
 幻日・幻日環
17:18 42mm
18°ハロ 22°ハロ 幻日
17:19 18mm
   
 18°ハロ 22°ハロ 幻日
17:20 18mm
 環天頂アーク
17:25 28mm
ラテラルアークがかさなっている。
   
タンジェントアーク 太陽柱
18:50 42mm
風枕の雲
16:34 西 240mm
鈴鹿山脈の滋賀県側から
漏れ出すような雲。
地上(高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成)