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 2023年 6月2日 (金)
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「梅雨前線に沿って線状降水帯」(桑名市)
 
梅雨前線に向かう、台風2号の縁辺流が暖湿気流をもたらして
三重・愛知・静岡にかけて線状降水帯が形成され、夕方には
関東まで延びました。各地で災害レベルの大雨となり、三重県
南部では、前1時間降水量(アメダス)が鳥羽で72mmを記録、
しかも間断なく多量の雨が降り続けました。桑名は降水帯が
かすめるにとどまり、13時の前1時間降水量20mmが最大。

線状降水帯は、組織化された積乱雲やそれに近い雨雲が
特定地域で線状に次々と発生しつづけ、同一地域で継続して
多くの雨を降らせるもの。レーダー観測が始まってから
ラインエコーとして警戒が強まってきた経緯があります。
現象・注意喚起の面でも適切なネーミングだと思います。
2000年の東海豪雨の頃にはまだなかった用語ですが
あのときも今日と同様の現象だったと思われます。

 
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 13:28 南南東 27mm  18:19 南南東 23mm 
   
   
地上(高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成)