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 2023年 9月16日 (土)
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「積層構造のずきん雲/反薄明光線の変化」(桑名市)
 
 
 
秋雨前線の南側に位置して晴天、強い日射で遠方にちらほらと積乱雲。
桑名での最高気温は昨日が34.8℃、今日が35.0℃と猛暑です。

夕方、北北東の積乱雲が発達するときに、美しい5層のずきん雲。
最初にいちばん上の層が生まれ始め、雲頂の上昇とともに次々と発生。
持ち上げられた湿潤層が雲になる現象ですが、高度による湿度分布のムラ、
もしくは上昇する速度に脈動のあることが示唆されます。

日没後、鈴鹿山脈からわずかに雲頂を見せていた積乱雲ですが、
これはかなり遠方の、おそらく山陰方面のものだと思われます。
そして、この積乱雲がシルエットとなってコントラストの強い薄明光線、
さらには東の空に反薄明光線があらわれました。日没後の太陽の動きと
積乱雲の変化によって反薄明光線が変化する様子をムービーで撮影。
ぜひ下をご覧ください。

    <↓画像をクリックして拡大↓>
 積乱雲の ずきん雲
17:26 北北東 800mm
5層の構造をもつ。
積乱雲の ずきん雲
17:26 北北東 800mm
右から十数秒後。 
   
 積乱雲
17:49 北北東 130mm
遠方の積乱雲
17:49 西 200mm
山陰方面のもの。 
薄明光線
17:55 西 14mm
反薄明光線
17:56 東 14mm
反薄明光線
17:59 東 14mm
反薄明光線の変化
(タイムラプスムービー120倍速)
18:03〜 東 14mm
地上(高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成)
 
高知大学気象情報頁可視画像 18時