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「昼に 環水平アーク・9°ハロ・22°ハロ、下部ラテラルアーク 夕方に 幻日・環天頂アーク・タンジェントアーク、 そして日没時に サンベックス型パリーアーク」 (桑名市) |
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梅雨前線の北側にできた美しい巻層雲がかかってきて、昼頃と夕方に とんでもないほどのハロの競演が見られました。 夏至を過ぎて、今シーズン初の環水平アークに見とれていた昼、レアな ハロである9°ハロがくっきりと現われました。ピラミッド形の氷晶によるも のです。巻層雲の移動に伴って何度か見えた環水平アークですが、下部 ラテラルアークも出現しました。 午後にいったん巻層雲が太陽にかからなくなり、迎えた夕方、明るい幻日 が現われました。太陽の北側に巻層雲が無く、左側だけのハロを観察してい たところ、津市では太陽の両側に明るい幻日があるとの連絡が入りました。 ハロと幻日、環天頂アークの複合ハロを撮影。南向きのバルコニーからの 観測だったので、この時期の日没は家の屋根に邪魔されるため、意を決し て2階の屋根にのぼり、日没まで観測していると、V字形になってきたタンジェ ントアークのすぐ上にも色づきが見られてきました。今まできちんと見たこと がなかった、日没時のパリーアークです。ちなみにこのとき太陽高度は5° でした。「太陽からの贈りもの」(Robert Greenier 丸善)によると、太陽高度0° では、タンジェントアークとパリーアークのV字の先端は太陽から22°の 位置で一致するようですが、この太陽高度5°では、両者が少し離れている ように見えます。 このように、梅雨の前半期には、南岸の梅雨前線の北側にできた上層雲の 領域が長時間にわたってかかってきて、ハロが見られやすくなるようです。 代表的なものは、太陽の南中高度が高いこととあいまって見られやすくなる 環水平アークですが、レアなハロに出会うのもこの時期がチャンスかもしれ ません。 |
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桑名市 11:12 環水平アーク |
11:14 環水平アーク |
12:38 南西 レンズ雲 |
12:45 天頂を またぐ22°ハロ (対角線魚眼) |
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12:55 環水平アーク |
12:58 環水平アーク |
13:34 9°ハロ 22°ハロ 下部ラテラルアーク 太陽高度66° |
13:34 9°ハロ 22°ハロ 環水平アーク |
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13:35 9°ハロ 22°ハロ |
17:30 幻日 |
17:31 幻日 |
17:33 幻日 |
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17:33 幻日 |
17:38 環天頂アーク 幻日 |
17:38 環天頂アーク |
17:39 環天頂アーク タンジェントアーク 幻日 |
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17:39 環天頂アーク タンジェントアーク 幻日 |
17:39 環天頂アーク |
17:40 環天頂アーク タンジェントアーク |
17:40 環天頂アーク |
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17:52 幻日 |
17:57 幻日 |
18:06 タンジェントアーク 幻日 22°ハロ |
18:09 タンジェントアーク 幻日 22°ハロ |
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18:15 幻日 |
18:15 タンジェントアーク 幻日 22°ハロ |
18:16 タンジェントアーク 幻日 22°ハロ |
18:35 タンジェントアーク |
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18:37 タンジェントアーク |
18:38 タンジェントアーク パリーアーク |
18:39 タンジェントアーク パリーアーク |
18:40 タンジェントアーク パリーアーク |
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18:41 東 飛行機雲の影 |
19:16 南東 | 19:24 西 | 19:25 | |
HaloSim(ソフト)によるシミュレーション 太陽高度5°のタンジェントアークとパリーアーク |
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地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成) | ||||