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2014年 4月16日 (水)

「午前はずっと 全周ハロ−ハロの季節−」 (桑名市 )

 
      巻層雲のきれいな氷晶は基本的に六角柱なのですが、120°をなす2面を通る太陽光線が
     太陽から22°の距離にハロをつくります。 幻日やタンジェントアークもそのたぐいですが、
     六角柱の高さが底面と同レベルのサイズの時、氷晶は空中でさまざまな傾きで分布をし、
     その結果、太陽を中心に半径22°の全周ハロをつくります。
      これは決してめずらしい現象ではありません。ただ、今日のハロは飛行機雲に汚されなかった
     ことと、午前中、ほぼ継続的に完全な円形を保つくらい、広く一様な巻層雲だったということが
     大きな特徴です。
      春はハロの季節。4月に入って、2日に1日くらいの割合で何らかのハロが見られています。
     
    
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8:09 10時
上部タンジェントアーク 全周22°ハロ
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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