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2019年 11月20日 (水)

「しぐれ虹の季節」 (桑名市・いなべ市)

 
      西高東低の冬型気圧配置になって、藤原岳に初冠雪が見られた朝、衛生画像では
     日本海に すじ状の雲が生じています。この積雲列は、三重県北部にも生じており、
     鈴鹿山脈から離れた伊勢湾上の雲は朝焼けに染まり、山麓の雲は降水雲を伴っていて、
     そこに短い虹が見られました。
      虹の出現は地域差が大きいと思われますが、三重県北部で10年間の統計をとると、
     下のグラフで示したように、11月〜12月が最も頻度が高くなっています。 これは今朝の
     ような気象状況で鈴鹿山麓に降水雲があって、そこに晴れた東の空から太陽光がさしこ
     んでくるという、虹出現のパターンのためです。
      平野部から山麓の虹を見てから、約1時間後山麓に近づいた場所に移動すると、
     降水雲を見上げるかたちになって、より長い虹を見ることができました。
     
     
    
< ↓ 画像をクリックして拡大 ↓ >
桑名市 6:29
東南東
積雲列に朝焼け
7:15 西
平野部から見る
短い虹
7:26

(拡大)
200mmで撮影
7:26
135mmで撮影
7:27
70mmで撮影
いなべ市 8:24
山麓で見る
長い虹
三重県北部で調べた、虹の月別出現頻度(10年間の平均)
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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