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 2023年 10月13日 (金)
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「秋の夕暮れに 幻日」(桑名市)
 
 

午前、青空に小粒のうろこ雲・・・巻積雲がかなり広く広がりました。
淡い雲だけど、太陽近傍では明るく輝いています。

午後は巻雲が広がり、巻雲を起源とする巻層雲も。
ここに、鮮やかな幻日が長時間現れました。
短い幻日とその近傍に22°ハロが見えたシーンと、鉛直方向に
長い幻日が見えたシーンがありました。よく似ている感じですが、
前者は、プレート氷晶とランダム氷晶からなり、
後者はプレート氷晶の姿勢の揺らぎからなります。

最初は太陽の右側の幻日が明るくなり、やがて左側へと明るさが移行。
途中、両側が明るくなったころ、最高の夕暮れの風景となりました。

ところで、大気光学現象の出現頻度を調べていると、22°ハロは
3月〜6月に多くなるのに対して、幻日の頻度は春も飽きもさほど
大きくは変わりません。その原因は明確ではありませんが、春は
上層に南からの湿った空気が入りやすくて一様な巻層雲ができやすく、
秋の巻層雲は巻雲や巻積雲が広がってできていることが多いのが
原因かもしれないと考えています。 巻雲や巻積雲の方が、
氷晶生成時の温度・湿度条件が単純になっているのかもしれません。

 
    <↓画像をクリックして拡大↓>
巻積雲
11:36 天頂(上が北) 17mm
幻日とハロ
16:03 西北西 35mm
鉛直に延びた幻日
16:26 70mm
太陽両側に幻日
16:27 西 24mm
巻雲(放射状雲) 
16:38 北西 14mm
タンジェントアーク 
16:41 西 30mm
   
幻日と高積雲 
16:44 西南西 200mm
17:31 西 150mm 
地上(高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成)