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2006年11月5日(日)
「寒冷渦を待つ夕空」 (津市 夕方)
 
     昼間は高層雲におおわれて、太陽がかろうじて見える空。
     夕方、写真のように蜻蛉(かげろう)のような虫が低く飛んで、雨が近いことを教えてくれます。
     これらの虫は雨が近づくと湿気をおびて羽が重くなり、高いところを飛べなくなるのです。
     「ツバメが低く飛ぶと雨」というのも、ツバメがこれらの虫を補食するためなのですね。
     寒気を伴った気圧の谷(「寒冷渦」)が夜に通過します。

    
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昼 高層雲(太陽の存在はわかります)
 
夕方 高層雲の下に
  複雑な下層雲

        (気象庁・メテオプラネット提供の500hPa高層天気図、09時)・・・・上空約5,000mの天気図
    気圧の谷の中で等圧面等高線が切り離された切離低気圧。寒気核を伴った「寒冷渦」です。
    雷雨、突風、降雹(ひょう)などのシビア(はげしい)な気象現象を伴います。

(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)

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