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2007年7月
「八風渓谷の虹 & 鈴鹿セブンマウンテンズの笠雲」 
 
     昼前に低気圧が通過して、三重県北部には鈴鹿山脈を越える強い風が吹き込んできました。
     しぐれ雲が押し寄せると同時に晴れ間も出てきたため、各地でみごとな虹!
     そして、山のほうの雲がはげしい様相を見せているので、その懐に飛び込むべく、
     鈴鹿山麓まで移動しました。強風と雨に顔を打たれながら、大迫力のしぐれ雲を見上げると
     やはり冬の厳しさを感じます。
     夕方が近づき、晴れ間が広がっていくにつれて、レンズ雲が目立ち始めました。
     山の頂の上空にできる「笠雲」、風下にできる「つるし雲」。その厳密な定義はちょっと自信が
     ないのですが、いずれも場所を変えない「動かない雲」たちで、「彩雲」になっているのも!
     200〜300mm程度の望遠レンズで笠雲を拡大撮影しつづけていると、それらがどうやら
     鈴鹿山脈のセブンマウンテンズとよばれるような標高の高い部分にほぼ対応していくつも
     あらわれているようなのです!
     「笠雲+つるし雲」のセットが山の数だけあらわれる、そういう景色を前から見たいと思って
     いましたが、今日の雲たちは、かなりそれに近いものでした♪
     鈴鹿の山々に対応した雲たちが、夕陽に赤く染まりながらシルエットになるまで、ずっと
     ずっと、飽きることなく眺めつづけていました。
     
    
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虹 東員町にて 12:39 藤原岳方面のしぐれ雲
虹 大安町にてにて 鈴鹿山麓北部のしぐれ雲
虹  菰野町の八風渓谷にて 高層雲の波状雲 東
八風渓谷 笠雲が姿を現す 藤原岳の方向
高層雲の雲底や形状がおもしろい 晴れ間にレンズ雲 桑名市 鈴鹿山脈に笠雲
高層雲の雲底や形状がおもしろい
鈴鹿山脈の笠雲が彩雲になった 16時ころ
笠雲もその手前の大きなつるし雲もずっと同じ場所にとどまったまま
高層雲の端は高積雲 大きな高積雲の雲底
逆光の夕陽に染まる 鈴鹿山脈の高い山ごとに笠雲とつるし雲のセットができているらしい!
鈴鹿山脈南部 鈴鹿山脈北部 笠雲のシルエット レンズ雲が舞う夕空
山上の小さな雲が「笠雲」で、山脈に沿ってこぶが連なっているのが「つるし雲」
対角線魚眼レンズで撮影 (この画像もさらに拡大できます)
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり可視画像 17時)
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)

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