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2007年7月
「 新 月 −つきたち− (桑名市 18:04)
 
     夕方、西の低い空に、とても細い月を見つけました。
     調べてみると、月齢1.2。 まだ明るい空に、月の欠けている部分の地球照もみえています。
     現在の定義による「新月」は、月が太陽と同じ方向(黄経)になることをさし、見ることはできません。
     ただ、古くは、というか、本来の 『 新月 』 は、はじめて西の空に見えてくる月をさしていました。
     今日、この月を見つけたときには、自然に 『 新月 』 ということばが思い浮かび、大昔の人たちの
     思いを感じたような気がします。
     ちなみに、「朔(さく)」という言葉も、月・太陽の方向が同じになる旧暦の1日をさしており、
     見えるほうの『新月』は、おおむね2日になります。
     さらに、古くは、「朔日(ついたち)」の語源は、「つきたち」にあるようです。
     その時代ならば、今日を 『つきたち』 と呼ぶのかも知れませんね。
    
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12:38 津市 13:25 鈴鹿市
雲の道と道路
17:22 四日市市 17:52 桑名市
17:52 桑名市 18時頃 『新月』 桑名市
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)

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