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「有明の月/夕方、つるし雲」 (桑名市 朝 西/津市 南西) |
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帯状高気圧の晴天域に入っており、今日もほぼ快晴。 早朝、西の青空に月齢19.6の月がまだのこっていました。いわゆる「有明の月」です。 日中はほんとうに雲のない状態でしたが、夕方に伊勢湾上空や南の空にレンズ雲のような 雲や雲列があらわれました。砕けやすそうな、というか、どんどん蒸発しているような感じでした。 日没の頃、ふと思い立って鈴鹿市白子港の「大黒屋光太夫 讃」の碑の場所に立ち寄りました。 彼らは、1782年、この白子港を出て難破し、アリューシャン列島に漂着し、仲間を失いながら ロシア国内を転々とし、10年近い歳月を経て帰郷しました。 この史実をもとに井上靖さんが「おろしや国酔夢譚」という作品を書き、そのいきざまに光を当てた のです。この碑は井上靖さんの筆によるもので、夕焼けに染まる港の景色の中で、光太夫一行の 運命にもてあそばれながら強く生きた様と、それを情熱的な小説に仕上げた井上靖さんの姿とを かさね合わせて思い浮かべていました。 さて、今夜は「オリオン座流星群」。ニュースなどで取り上げられることはほとんどありませんが、 一昨年、昨年と突発的に多く出現している流星群です。 これを書いている時点ではまだ放射点が昇ったばかりですが、そろそろ飛び始めているようです。 |
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桑名市 6:35 西 朝の青空にのこる月 |
津市 16:35 | 16:36 | 16:38 | |
津市 16:46 北東から南東に雲列 ひまわり可視画像にも見られる | ||||
津市 16:45 南西 動かない、つるし雲 全部が鉛直に積み上がっているのでなく、 おもに遠近のかさなりのようである。 |
鈴鹿市白子港 17:37 井上靖 筆 「おろしや国酔夢譚」の 大黒屋光太夫 讃の碑 |
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(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり可視画像) | ||||
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成) |