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2008年 4月2日 (水)

「2009年 初日の出 と 太陽柱」 (桑名市)

 
     2009年になりました。本年もよろしくお願いいたします。
     元旦ということで、まずは「初日の出」を見ようと、いつもの場所に出かけてみますと、そこには
    人だかりができるほど。そうえいえば晴れた元旦の朝は以前も何度かこんな感じだったような。
    『特等席』の場所を今日はみなさんにゆずり、空き地に車をとめて、人の少ない場所に移動。
     明るくなり始めた空には、おそらくかなり遠方の巻層雲が美しい横縞模様を描き、これには近く
    に居る人たちも気づいているようで、日の出前から口々に『きれい』という言葉が聞かれました。
    いよいよ日の出になるとちょっとした歓声があがり、太陽の動きについて『ここからけっこう速いぞ』
    という声も聞こえました。この場所は漁師さんも多く、日の出を見慣れている人たちが何人かいらっ
    しゃったような感じでした。
     日の出が終わりますと、三々五々、人がいなくなり、気がつくと特等席があいていましたので、
    いつもの場所に移動。かすかに見え始めていた「太陽柱」をじっくり観察しました。太陽柱は大気中
    や巻層雲の氷晶の水平面で太陽光が反射されて見える現象。もうこのときにはだれも居なかった
    のは少しさびしい気もしました。
     冷え込みはきつく、車で暖をとっていますと、北西からしぐれる感じの灰色の雲が急速に押し寄せ、
    降水雲があちこちに見え始めました。そして、灰色の雲(乱層雲といってよさそう)におおわれてくると
    霙(みぞれ)の天気に。この空に、雲を透かして太陽が見えているのも、とてもいい感じでした。
     そのほか、今日のトピックとして、「うるう秒」の実施が9時ちょうどにありました。これは、潮汐による
    地球自転速度の低下による時刻の補正で、今回は世界時で2008年から2009年に移るときに1秒多く
    するというもの。日本時間では9時になりますが、イギリスなどでは年越しのカウントダウンをどうした
    のだろう?という疑問も思い浮かびました。日本の時報は対応方法はいろいろ。電話の時報はゆっくり
    ずらして調整していたようで、そのようすを時計とともにビデオで記録しましたが、見ていると不思議な
    感覚で、それでも9時をまわると、時計のほうが1秒きっかり進んでいました。
    
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桑名市 7:03

7:05

7:24 太陽柱
かなり陽が昇ってから
目立ち始めた。
7:55 西 降水雲
8:06 南西 しぐれそうな天気
雲は乱層雲に近い。
8:18 みぞれが降り出した空
太陽が見えてはいる。
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり可視画像)
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)

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