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「朝、タンジェントアーク&幻日 夕、環天頂アーク」 (桑名市 8:12 / 16:05) |
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巻層雲におおわれた朝の空、太陽の22°上方にタンジェントアーク。ひげのようなカーブを描いています。 同時に、太陽の側方22°には幻日。かなり明るく、鮮やかでした。これらは、巻層雲の氷晶を通る太陽光線 が頂角120°をなす氷晶の2面を通るときのプリズム効果で輝くもの。タンジェントアークは鉛筆形の結晶で、 幻日は角板の結晶で生じます。幻日を作る結晶は、45°をなす2面を通る太陽光で、太陽の上方46°にも 環天頂アークという輝きを生み出し、今朝もかすかながら現れました。 日中は鈴鹿山脈の風下特有のレンズ雲やつるし雲が美しく太陽に照らされていました。雲の高さと種類は 中層の高積雲のようですが、巻積雲や巻層雲のような感じに近い印象もありました。これらの雲の高さを 三角測量によってしらべてみたいものです。 夕方にも巻層雲が増えてきたのでハロに注意してみると、環天頂アークが輝き始め、かなり鮮やかな色彩 を見せてくれました。環天頂アークは空高く現れる、さかさのカーブを描く虹という感じです。 巻層雲が2、3日ごとにやってくる春の季節(特に4月頃)はこのようなハロがよく現れます。 ここ数日、冬にもどったような寒さでしたが、昨日・今日と春の印象を受ける空となりました。 |
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桑名市 8:12 タンジェントアークと幻日 | 8:18 環天頂アーク | |||
8:19 | 13:38 南西 つるし雲 | 15:04 巻層雲 | 15:20 肋骨雲 | |
飛行機雲が起源かも | 16:05〜16:06 環天頂アーク | |||
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成) |