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2009年 7月22日 (水)

「光環に包まれた部分日食/高積雲の乳房雲」 (桑名市)

 
     食分が約80%にもなる本格的な部分日食は、曇り空のもとで、雲の薄くなったときにときおり
    観察することができました! 光環現象で青みをおびた雲を通して見る太陽はちょうどフィルター
    を必要としない減光ぐあい。最大食分になる11時過ぎには、たくさんの人といっしょに、宇宙の
    ふしぎな現象を楽しめました。(ビデオカメラの映像をモニターに映しながら観察会をしていました。)
     一方で、皆既日食となるトカラ列島や海外に遠征された人たちもたくさんいたのですが、陸地の
    多くの場所では曇り空だったらしく、残念です。硫黄島付近のクルージングによる観測は成功し
    TVで放映されているコロナの映像は、極小期のものらしくやや小さなもの。
     皆既日食は1年に一度くらいの頻度で起きる現象ですが、見られる地域が限定的。2012年の
    5月には日本で金環日食があるので、次回はこれを楽しみにしたいものです。
    
     その後、午後も曇り空が続きましたが、夕陽をうけた高積雲の雲底に、尾流雲や乳房雲のふしぎな
    造形が赤く染まっていました。
    
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10:22 10:39 11:07 11:17
11:17 18:59 北東 19:02
19:04 高積雲に尾流雲や乳房雲 19:07 尾流雲 19:09
気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像 11時
500hPa(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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