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2010年 8月17日 (火)

「桑名で38.2℃、はるか東方に積乱雲とかなとこ雲」 (桑名17:04)

 
     夕方の全国ニュースで、桑名の最高気温38.2℃(全国1位)の猛暑が何度も報じられました。
     昼過ぎに山沿いに発生したたくさんの雄大積雲は15時ころに姿を消し、快晴の空には、北東
    かた東の方角の低空に積乱雲やかなとこ雲が見られました。次々と積乱雲が生まれては消え、
    かなとこ雲が南風で流されていました。写真のかなとこ雲ですが、実はかなり技術を駆使して
    画像のコントラストを高めました。仰角も約4°という低空です。実際の高度が13kmと仮定して
    桑名からの距離を計算すると、約180kmもの遠方になり、下のひまわり可視画像でAとしている
    静岡県の積乱雲が同定されます。また、北東方向にも積乱雲があってかなとこ雲が残っていたの
    ですが(@)、これはさらに仰角が小さかったので、群馬県から新潟県にかけてのかなとこ雲の
    ようです。濃尾平野の周辺に顕著な雲がないときの空の広さは驚異的ですね。
     
    
< ↓ 画像をクリックして拡大 ↓ >
午後 布引山系のCg(雄大積雲) A16:43桑名 @
l
A17:04 A17:11 A17:13 A17:28
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり可視画像)
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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