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2011年 12月10日 (土)

「冬の星座と皆既月食」 (桑名市)

 
     冬の夜空高く、皆既月食! かけ始めからおわりまでこれだけ条件良く見られたのは久しぶり。
     皆既月食は、太陽−地球−月が一直線にならぶとき、満月が地球の影にすっぽりと入って暗く
    なる現象です。月が見えなくなるのではなく、暗いながらも赤銅色になるのは、地球の大気を通過
    した光が散乱によって波長の短い光を失い、夕焼けのような赤い光が皆既中の月を照らすためです。
     今回の月食は、月が地球の本影の中心よりも南縁の方を通ったので、案外明るめ。そしてなにより
    豪華な冬の星座の中に皆既中の月が浮かぶ光景はとてもすばらしく、双眼鏡で観察するとその
    美しさにためいきがでるほどでした。
     上の写真は、皆既になる直前。右下にまだ少しだけ太陽光があたり、大部分が地球の影に入って
    赤銅色になったところです。
     
    
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23:17〜23:19 皆既中の月が冬の星座の中に浮かぶ光景
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地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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