中谷宇吉郎 雪の科学館 写真展 展示予定作品 旧作業ページVer.2  旧作業ページへ

Ci Cc Cs Ac As Ns Cu Sc St Cb Cloud 計 光環
彩雲
TA
外接
幻日環 幻日 天頂
水平
光柱 Halo 計
目標 4 2 2 4 2 2 2 2 2 2 6 30 2 2 2 2 1 2 2 1 15

候補M 2 1 1 2 2 1 1 2 1
5 18 2
1 1 1 1


6
候補U 2 1 1 2
1 1
1 2 1 12
2 1
1
2 2 1 9
Ci 巻雲
Ci_02 Ci_20070623_015_400px.jpg Ci_01Cc_fusajou_20060324.jpg
Ci_06Ci_noumitsu_20071218_007_400px.jpg Ci_07 Ci_20061028.jpg
「毛状巻雲」
雲の先端部がまっすぐ一直線に伸びている形の巻雲を「毛状の巻雲」または「巻雲の毛状雲」という。  2006.10 撮影 村井昭夫
Cc 巻積雲
Cc_07 Cc_20070808_2.jpg Cc_05 Cc_20071114_017_400px.jpg
「うろこ雲」 
巻積雲は氷の粒(氷晶)でできており、ひとつひとつの雲片は小さく、薄い。小さい雲片が並んでいる様子から、「うろこ雲」「さば雲」などと呼ばれる。 2005.10 撮影 村井昭夫

Cs 巻層雲
Cs_02 Cs_20070427.jpg Cs_06 Cs_20080210_010_400px_2.jpg
「春の巻層雲」 
春は巻層雲の季節。移動性高気圧と低気圧が交代に日本に近づくため、巻層雲が多く見られる。巻層雲が空を覆うと、空全体がベールをかぶったように淡く白く見える。  2007年4月 撮影 村井昭夫
Ac 高積雲
Ac_01 Ac 2005.08.24.jpg Ac_02 Ac_200711.jpg
「ひつじ雲」
雲片が並んでいる様子が羊が群れているようにも見えるため、高積雲を「ひつじ雲」とも呼ぶことがある。高積雲は巻積雲に比べて雲片が大きく厚いため、雲底に灰色の影ができる。多くのバリエーションがあり、大変美しい雲。 2005.8 撮影 村井昭夫
「早朝の高積雲」 
太陽高度が低い早朝には、雲片の横方向に光が当たるため大変美しい高積雲を楽しむことができる。 2007.11 撮影 村井昭夫
Ac_05 Ac_20070615_052_400px.jpg Ac_06 Ac_20071104_050_400px.jpg
As 高層雲
As_04 As.jpg As_01 As_20060113.jpg
Ns 乱層雲
Ns_01 Ns_taifuusekkin_20050906.jpg Ns_02 Ns_20080212_009_400px.jpg
「台風の接近」 
この日、台風14号が接近し、全天は乱層雲で覆われた。普通にみられる乱層雲とは、様子が少し異なり、雨を降らせるかたまり状の厚い雲が速いスピードで上空を通り過ぎる。 2005.9 撮影 村井昭夫
Cu 積雲
Cu_01Cu_20070414_015_400px.jpg
Cu_04 Cg20070817.jpg
「青空に浮かぶ綿雲−積雲」  
雲と聞いて最初に思い浮かぶ雲の代表が積雲。青空に点々と魚が泳ぐように流れていく様子は美しい。 2007.4 撮影 鵜山義晃
「近くで見た雄大積雲」 
積雲は発達の度合いで、大きく分けると、「扁平雲」「並雲」「雄大雲」に3つに分けられる。このうち、垂直方向に大きく発達した積雲を「雄大雲」または「雄大積雲」と呼び、雨を降らせることもある。雄大積雲がさらに発達すると、「積乱雲」となり、強い雨や雷を引き起こすようになることもある。
Sc 層積雲
Sc_01 Sc_200710.jpg Sc_02 Sc_roll_20061210.jpg
「斑状の層積雲」 
層積雲はくもり空を代表する雲。積雲よりひとつひとつの雲片が小さく、密集し、すき間からは青空が覗くことも多い。また垂直方向へはあまり発達していない。 2007.10 撮影 村井昭夫
「巨大なロール状層積雲」 
まるで巨大なフランスパンのような雲が、並んで次々と押し寄せて来る。畑の畝が並んでいるようにも見えることから、層積雲を「うね雲」と呼ぶこともある。 2006.12 撮影 村井昭夫
 
St 層雲
St_01 St_20071106.jpg St_02 St_20080105_030_400px.jpg
「層雲」 
雲の中でも最も低いところにできるのが、この「層雲」。低いところにできるので、山など地表面に接することが多い。撮影地は標高300m。雲は手の届きそうなところにある。 2007.11 撮影 村井昭夫
Cb 積乱雲
Cb_01 Cb_20070819_022_A3_02_400px.jpg  Cb_02 Cb_multicell_20070811_027_400px.jpg 
その他の雲
Oth_01 20070918_strange.jpg Oth_02 20060529_kasagumo.jpg
「夕日に照らされて赤く光る尾流雲」
まるで妖怪の一反木綿のように多くな尾を引いた尾流雲。2007.9 撮影 村井昭夫
「笠雲」 
レンズ雲の一種で地形の影響を受けてお皿のような雲ができる。他の雲とは違い、長時間同じ場所に、形を変えずにできていることが多い。 2006.5 撮影 村井昭夫
Oth_03 20070331_nyuubou.jpg Oth_04 20090219_hajou.jpg
「層積雲の乳房雲」 
雲の雲底が乳房のように丸く垂れ下がっている雲を乳房雲という。乳房雲は層積雲のほか、巻雲・巻積雲・高層雲などにもできる。 2007.3 撮影 村井昭夫
「高積雲の波状雲」 
高積雲がまるで波が押し寄せているように、縞模様を作る。よく見られる雲であるが、写真のように全天を縞模様で埋めるような雲は大変珍しい。 波状雲は巻積雲・巻層雲・高層雲などにも見られる。 2006.9 撮影 村井昭夫
Oth_05 200711_yuuyake.jpg Oth_08 yuuyake_20071102_072_400px.jpg 
Halo_0120061115_rainbow.jpg
Halo_02 20061115_raibow2.jpg
「虹」 
虹は「主虹」と「副虹」の2つがペアになって見えることが多い。写真の下に明るく写っているのが「主虹」、上に薄く写っているのが「副虹」で、色の順番が逆になっている。 主虹は視直径約42度、副虹は約56度の大きさがある。主虹の内側(下側)には、さらに緑色〜紫色が繰り返す「過剰虹」も見えている。 2006.11 撮影 村井昭夫
「虹の色」 
日本では「赤橙黄緑青藍紫」の7色でできているというが、その色の数は国や地域によって様々で、4色や5色に数えられていることも多い。2005.11  撮影 村井昭夫 
彩雲・光環
Halo_03 saiun_20061113_027_400px02.jpg
Halo_04 gekkoukan_20070525_025_400px.jpg
「彩雲」 
高層雲などの薄い雲の水滴が太陽や月の光を曲げる『回折』現象によって色が分かれ、色のかさなりがあるためにパステルカラーとなる。太陽の近くで、かなりよく見られる現象だが、まぶしいために気づく人は少ない。 2006年11月 撮影 鵜山義晃

「月光環」 
彩雲と同じ現象であるが、水滴の大きさがよくそろっているときにはパステルカラーが同心円状に現れる。写真は月の光によるもので、まるで月のまわりに緑色のリングができているように見えた。 2007年5月 撮影 鵜山義晃
22°ハロ(内かさ)、9°ハロ
Halo_05 22degree_20060505.jpg Halo_06 MoonHalo_20070224_047_400px.jpg
「日暈(内暈)」 
太陽を中心に視直径22度の円を描くようにできることから22度ハロとも呼ばれる現象。この現象は温暖前線の前面の巻層雲によってできることも多いため、「太陽が暈をかぶると雨」ということわざがある。また、この現象の外側に視直径46度の暈ができることもあり、これを46度ハロまたは外暈と読んで区別している。 2006.5 撮影 村井昭夫
「月暈」 
22度ハロは月によってもできる。月による暈は、満月に近い時にしか見ることができないため、日暈よりも見ることができる機会は少ない。写真の左にはオリオン座が見える。 2007.2 Fisheye レンズで撮影 鵜山義晃
Halo_26 9degree20040816.jpg
「非常に珍しい現象 9°ハロ」 
内暈の中に小さな同心円のハロが見える。これは9°ハロと呼ばれる大変珍しい現象で、日本で観測された例はあまりない現象。先の尖った鉛筆のような氷の粒によってできると考えられている。 2004.8 撮影 村井昭夫
タンジェントアーク(上端接弧)・外接ハロ
Halo_09tanjent_20051028.jpg Halo_10 gaisetsuHalo_20070912_120_400px.jpg 
「上部タンジェントアーク」 
22度ハロに接するようにお椀を伏せたような形に見えている現象。この現象は太陽高度によって、形状が大きく変化する。太陽高度が低いと「V」字型 、高くなるにつれ写真のように「へ」字型へと変化する。22度ハロの下側に接するようにできるものを「下部タンジェントアーク」という。 2005.10  撮影 村井昭夫
幻日環、120°の幻日 太陽柱
Halo_13 DSC_0021.jpg Halo_23 taiyoutyuu_20071210_099_400px.jpg
「幻日環」 
太陽を通り、天頂を中心に全天をぐるりと一周するようにできる巨大な現象。日本では全周にわたって見られることはあまりなく、非常に珍しい現象。写真はFisheyeレンズで撮影しているため、画面の中央が天頂、4隅が地表となる。太陽の周りには22度ハロが見える。 2007.4 撮影 村井昭夫
「太陽柱」 
太陽から垂直にのびる線状の光芒。地表近くの板状の氷の粒(氷晶)によって太陽光が反射してできる。そのため、気温が下がる冬に見られることが多い。 2007.12  撮影 鵜山義晃
幻日
Halo_24
genjitsu_20070104_070_400px.jpg
Halo_14
genjitsu_20071210_069_400px.jpg 
「幻日」 
太陽の左右両側およそ22°の位置にあらわれて、太陽が2つまたは3つあるように見えることがあるために、幻日と呼ばれる。太陽に近い側が赤色。
 
2007年1月 撮影 鵜山義晃
環天頂アーク・環水平アーク
Halo_19
tentyouarc_20080211_168_400px.jpg
Halo_20
suiheiarc_20070623_058_400px.jpg
「環天頂アーク」 
太陽の上方 約46°離れて、天頂を囲むようなカーブを描いてできる非常に美しい現象。大変明るく輝くこともあるが、天頂に近い位置にできるため、気づかない人が多い。その形状から『さかさ虹』とも呼ばれる。 2008年2月 撮影 鵜山義晃
「環水平アーク」 
太陽の下方約46°の位置に地平線にほぼ平行になるようにできる現象。太陽光度が比較的高い時にできやすいため、見られるのは初夏から初秋までの期間に限られる。非常に明るく輝くこともあるため、ニュースや新聞記事になることもある。形状から『水平虹』とも呼ばれる。 2007年6月 撮影 鵜山義晃