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 2023年 12月24日 (日)
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「御在所に幻日/地形性 中上層雲/彩雲/尾流雲」(桑名市)
 
 
 
 
 
冬型気圧配置が終わっておだやかな陽気の冬の日曜日。

午後、鈴鹿山脈を越える気流が作る地形性の雲(つるし雲)がいすわり、
そこから高積雲・巻積雲を生じさせて広がるすばらしい空になりました。
雲の縁辺部は薄く、太陽に近い場所ではかなり鮮やかな彩雲も生じました。

夕方は雲が少なく、特に空に注目していなかったのですが、
日没のころ、鈴鹿山脈の御在所岳の横の空が赤くなり、
一瞬とまどいましたが、これは幻日でした。西から巻層雲が
やってきていることに気づいていなかったので、突然の
幻日に驚いてしまった次第です。
また、日没後には南方を通過している上層雲が夕焼けの
光を受けて立体的に見えるようになり、その北縁に
みごとな尾流雲が浮かび上がりました。もし下から
見ていたら、巻雲と認識できる雲かもしれません。

ひなたぼっこや散歩をしながらゆったりと楽しめた美しい空でした。
地形性の雲の様子はタイムラプスムービーでもご覧いただけます。

    <↓画像をクリックして拡大↓>
巻積雲と尾流雲
12:03 西 67mm
つるし雲から高積雲・巻積雲
13:54 南西 28mm
このつるし雲本体は
高積雲のレンズ雲
 14:29 南西 28mm 彩雲 
14:34 200mm
   
彩雲
14:49 200mm 
つるし雲の先端 
14:21 南西 120mm
高積雲・巻積雲
14:19 南東 14mm
御在所岳に幻日
16:28 西南西 300mm
   
西から巻層雲 
16:47 西北西 42mm
南方の上層雲に尾流雲
16:58 南南東 400mm
直下から見たら巻雲に見えるかも 
   
タイムラプスムービー(60倍速)
14:27〜14:47 南西 14mm 
 
地上(高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成)