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2008年 4月2日 (水)

「三層構造の雲」 (桑名市 東)

 
     休みに入ってからのウォーキングのおかげで、今日は(実は)大好きなキャッチボールをしようと
    午前にカメラを持たずに近所の小さな公園へ向かいました。そこのサクラの木に数羽の小鳥を発見。
    近づいてみると、なんとすべてキツツキの「コゲラ」。こんなに近所に居たなんて・・・・。ふだん、自宅
    付近のことをいかに知らずにいたか、と反省。
     しばらくして同じ木に野鳥の群れがやって来ました。「メジロ」と「シジュウカラ」と「エナガ」の混群です。
    これらの鳥たちは、種類が異なるのにいっしょに行動することがよくあるのです。エナガはダム湖でも
    ここ数日出会わなかったので、たくさん撮影しました。
     さて、空の方は、午後の東の空に美しいレンズ雲が見られました。西高東低の気圧配置で鈴鹿山脈
    付近は冬の積雲があって、そこからずいぶん離れた所にできたレンズ雲です。
     実はこのレンズ雲、その下にある二層の長い雲の上にあらわれたもの。上層の雲か中層の雲かで
    よく迷うタイプの雲です。しばらく観察を続けると、巻雲を思わせるような繊維状の構造が発生し、氷晶
    の存在を示唆する美しい姿を見せてくれました。

     今日は、新年の空に関することであらかじめお知らせしておきたいことが2つあります。
    
@「1月1日9時00分00秒」に注目!
      
うるう秒(3年ぶり)です。
      地球の自転がほんの少しずつ遅くなっている(潮汐による海水の摩擦が原因)ことによる時間の補正。
      世界時0時→日本時間9時に1秒多くなります。
電話の時報が、56・57・58・59・60・0・01・・・・となります。
    
A「1月3日−4日にかけての夜(夜半から明け方)に、しぶんぎ座流星群」! 
      年間で安定多数の出現を見せる
三大流星群のひとつ。流星物質の密度の濃い部分と地球の出会う
      のが、うまく日本の夜にあたると
50個/時ほどの出現を見られる可能性もあります。ただし、この流星群
      の極大時刻は毎年安定しているとはいいがたく、また、活発な出現は短時間で終わります。だめもとで、
      ご覧いただけるならば、おすすめの流星ウォッチングです。屋外で完全防寒で、凍える冬の星空体験を
      してくださいね。ちなみに、流星群のなまえになる星座名は放射点(そこから流星が飛来するという方向)
      のある星座のものですが、「しぶんぎ座」という星座は現在はありません。現在は「りゅう座」にあたります
      が目立つ星が少なく、北斗七星の下の方から、というくらいの目安でよいと思います。もちろん流星その
      ものは、全天に出現します。

     2008年もあち1日となりました。このサイトは翌日にご覧いただくことが多いと思いますので、少し早いですが
    年末のごあいさつをさせていただきます。
     
『2009年もみなさまにとりまして、実り多き良い年でありますように、お祈り申しあげます。』
     

    
< ↓ 画像をクリックして拡大 ↓ >
11:46〜 エナガ 
エナガ  長い尾とほんのりしたピンク色、そしてしぐさがかわいい! シジュウカラ
14:07 14:24 14:31 14:44
14:58
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり可視画像)
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)

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