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 2025年 3月19日 (水)
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「タンジェントアーク/山脈から遠く つるし雲」(桑名市)

寒冷渦に伴う擾乱は、三重県北部ではなかったものの、
朝には山麓に濃密な雪の降水雲が見られました。

昼ころ、上部・下部タンジェントアーク(外接ハロの一部)が
見られました。ただ、その雲はけっして上層ほどの高度に
あるもののようには見えず、降水の尾流をともなう低い雲。
あえていうなら高層雲といえそうです。ハロが見えると巻層雲、
という判別は基本ではあるものの、気温の低い状態では
中・下層にまで氷晶の雲があってハロを見せることがあります。
例えば2022年1月20日には三重県北部で雪雲から吹き出す
尾流に幻日が見られています。(南極などでは地上付近の
氷晶にハロが生じるのは普通のこと)


夕方にはつるし雲が山脈から離れた場所にも生じ、
また、山脈付近の雲から吹き流されてくる断片雲は
いかにも馬蹄雲の渦を作りそうなものもあってかなり
注意深く観察しましたが、馬蹄雲はありませんでした。
(馬蹄雲が生じる過程を映像でとらえてみたいものです。)

    <↓画像をクリックして拡大↓>
山麓に降水雲
9:39 西 50mm 
上部・下部タンジェントアーク
12:14 18mm
太陽高度は54°
外接ハロの一部ともいえる。 
   
下部タンジェントアーク
12:14 17mm 
タンジェントアーク・22°ハロ 
13:03 14mm
タンジェントアーク・22°ハロ 
13:09 14mm
明らかに雲は巻層雲ではなく、
降水の尾流を伴う低い雲。
あえて分類すれば高層雲。
山脈から大きく離れて つるし雲
17:07 南東 70mm
17:42 西北西 26mm 17:44 西北西 70mm
地上(高知大学気象情報頁赤外画像と気象庁速報天気図を合成)