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「飛翔するカワセミの初列風切(かざきり)」(桑名市) | |||
どこに格納されていたのだろうと思ってしまう、カワセミ飛翔時の翼の羽。 まるで南京玉すだれのようです。空気を押すときには1枚の平面になって 効果的に揚力を制御しますが、飛ぶ直前に持ち上げる翼では、後方端に ある「初列風切(しょれつかざきり)」に隙間ができます(写真1枚目)。 どうやら翼を持ち上げるときの空気抵抗を減らすための工夫のようです。 空気を包んで押すときにはぴったりと隙間はなくなり、半逆光で光を透過 するような透明感を持っています(写真2・3枚目)。 カワセミが羽ばたきで翼を水平に広げたとき、体に近い方の次列風切が 後縁を下げ始めていても、初列風切の後縁はまだ高い位置に残って おり(写真4枚目)、翼全体がとても美しい曲面を作り出します。ちなみに このときの翼開長は約25cmで、体長の17cm(嘴含む)をはるかに越えます。 茂みに隠れて休憩するカワセミも観察。 全身が見えるシーンは全く無かったけれど、木漏れ日を浴びて、 ライトブルーの背とグリーンに光る翼がとてもきれいでした(5枚目)。 |
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共通データ: NikonZ9 500mmf/5.6 | |||
f5.6 1/125秒 ISO140 半逆光の光線状態。 |
f5.6 1/4000秒 ISO6400 12月6日にほぼ同じ写真があるが 時刻が3時間ほど異なり、まったく 発色が異なっている。緑っぽい。 |
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f5.6 1/4000秒 ISO6400 初列風切の裏面が透過光で光る。 |
f5.6 1/4000秒 ISO6400 初列風切の表側、美しい透過光。 |
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f5.6 1/90秒 ISO100 休憩の岩場、 |
f5.6 1/90秒 ISO100 目を離すとスッと体の向きを変える。 |
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f5.6 1/4000秒 ISO5600 飛び立つ姿、斜め後方から。 |
f5.6 1/4000秒 ISO5600 初列風切は次列風切と一体化。 |
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f5.6 1/4000秒 ISO4500 羽ばたきの位相180°。 翼の曲面が特徴的な瞬間。 |
f5.6 1/90秒 ISO280 近づくことがほぼ無理な場所。 遠くから撮影。 |
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f5.6 1/1000秒 ISO250 順光の直射日光で、これ以上 ないほどのグリーン。 |
f5.6 1/1000秒 ISO2500 木漏れ日の明るさが刻々と変化。 |
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f5.6 1/125秒 ISO360 体が半分しか見えていないが、 好きな写真。 |
f5.6 1/4000秒 ISO20000 厚い雲でかなり暗くなっての飛翔。 |
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f5.6 1/4000秒 ISO8000 最短撮影距離付近での撮影。 被写界深度は総体的に浅く、 最も手前の初列風切にだけ合焦。 その隙間を美しく撮ることができた。 フルサイズ撮影から少しトリミング。 |
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